
五感を研ぎ澄ませる
日頃、五感を意識していますか?
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚を意識することはありますか?
五感は、日常において、ほとんどの場合、無意識に感じているものです。
それを意識してみることで、ちょっとした変化があります。
例えば食事。
五感をフルに活用して、食事を楽しんでみてください。
食事をただのエネルギー補給としていたとしたら、もったいないです。
器によって、おいしさが変わりませんか?
盛り付けで変化しませんか?
普段意識していないことを意識のレベルに上げてみてください。
電車での通勤中でもそれはできます。
目を閉じて、聞こえてくるものに集中してみるのもいいです。
様々な場面で、五感を研ぎ澄ませてみるには、ココロに余裕を持つことがまず必要です。
五感を研ぎ澄ませていくと、自分のカラダのこともわかってきます。
例えば、鍼をうった時、ツボへの刺激は、経絡に沿ってカラダを流れる「気」として感じることができます。
来院される患者さんの中には、最初から「気」を感じることができる方はいます。
しかし、これは訓練しだいで、誰でも感じることができるものです。
「気」とは、物質ではありませんが、森羅万象、確かに関わりのあるものです。
あまり深く考えずに、「気」はあるものと思ってみてください。