腱鞘炎・ばね指の治し方をわかりやすく解説

腱鞘炎・ばね指の治し方をわかりやすく解説

指が痛くなり、様子をみていたが良くならないので、整形外科へ。
整形外科で理学療法、注射をしたが良くならない。
最終的には手術を勧められたが、できれば避けたい。
なんとかならないだろうか?
手術をしたのだが、再発してしまった。
再手術をすすめられているがどうしよう?

このようなことでお悩みの方へ、症状に対しての効果的な対策をお伝えします。

菊地鍼灸治療院では、腱鞘炎・ばね指の治療に力を入れ、ほぼ専門的に施術をしています。
開業15年、新しく来院される患者さんの約 9 割が腱鞘炎・ばね指の治療です。

いろいろな治療法を試したが、思うような結果が出なかったという患者さんが数多く
来院され、効果を実感していただいております。

ちょっと常識と言われているものから離れてみると、見えてくるものがあります。

腱鞘炎・ばね指の治し方

腱鞘炎・ばね指とは

腱鞘炎・ばね指

腱鞘炎とは、腱を包んでいる鞘である腱鞘に炎症が起こる病気です。

 腱鞘炎の中でもよく見られるのが、ドケルバン病とばね指(バネ指)です。
 

☆ドケルバン病(de Quervain disease)


1895年にスイスの外科医 Fritz de Quervain によって報告された病気です。

長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の狭窄性腱鞘炎で、手首の親指側に痛みが出ます。

妊娠出産後や中年以降の女性で手を良く使う人に多く見られます。
フィンケルスタイン(Finkelstein)テストで痛みが出ます。

フィンケルスタインフィンケルスタイン(Finkelstein)テスト 母指を他の4指で握りこみ、手首を尺屈(小指側に曲げる)させる。
  

☆ばね指(弾発指)(trigger finger)


指屈筋腱の中手指節(MP)関節レベル(指の付け根の手のひら側)の靱帯性腱鞘における狭窄性腱鞘炎が原因です。

指を伸ばそうとした時、伸びにくいことや、引っかかりがあります。

特に朝起きた時に、症状が強く出ることが多いです。

重症ではロッキング様となり、動かなくなります。

中年の女性に多く見られます。

腱鞘炎・ばね指を治すための基本的な考え方

考え方

本当に腱鞘炎?ばね指?

自己判断は危険です。
まずは、お近くの整形外科にて診断を受けましょう。
医師による、腱鞘炎・ばね指等の診断が出ましたら、その時点で、この記事のス
タート地点に立つことができます。

全身の調整は必須

腱鞘炎・ばね指は、患部に治療を施すことで、その場で治るということはありま
せん。
治療の効果を上げるには、必ず全身のバランスを調整することが大切です。
どんな病気にも共通しますが、傷が治るのは自然治癒力です。

注射は最小限に

腱鞘炎・ばね指の発症後、早い時期にはステロイド注射は有効です。
ステロイド注射は副作用も強いため、何回もできるものではありません。
いずれにしても、なぜ発症したのかを考えれば、局所のみの治療は、根本的な解決にはならないことは明白です。

手術は不要

整形外科では、理学療法→注射→理学療法→手術という段階で進みます。
現代医学では、注射で治らなければ手術しか手段がないからです。
実際は、手術後の再発も多いという事実も知っておきたいものです。
なぜ再発するかは、根本的な解決ではないからです。
さらに悪いことに、切開した部分の癒着による新たな症状が出るリスクも覚えておいてください。

自分でできること

Bath

患部は温める

作業などで手をいっぱい使い、熱をもっていたり、腫れていたりする時は、一時的に氷水で冷やすことは有効です。
野球のピッチャーがアイシングするのも同じ理由です。ただし、近年、アイシング に否定的な研究結果も出ています。
基本的には、温めて血流を良くすることが治療です。
なぜ熱をもって、腫れるのかを考えてみてください。
それは、患部を修復しようとする働きです。

シップは使わない

整形外科に行くと必ずと言っていいほど、シップ薬が処方されます。
温感シップ、冷感シップと2種類ありますが、どちらも消炎鎮痛剤であり、温める効果も冷やす効果もありません。
治療としては血流を良くしなければならないのに、シップ薬は血流を阻害して、痛みを抑えようとしてしまいます。
シップ薬は、皮膚から浸透します。薬である以上、内臓への影響があることも見逃せません。

固定しない

装具やテーピングで固定する療法もありますが、極力避けるようにしてください。
大変な作業の時、短時間に限り使用することは仕方がありません。
終了後は速やかに外しましょう。
指を動かすことで、腱と腱鞘の間に、潤滑液が出ます。

痛み止めは飲まない

じっとしていても痛くてどうしようもない場合以外、痛み止めは服用しないようにしましょう。
胃薬が一緒に処方されることからもわかるように、内臓を痛めます。
一時的に痛みを取ることは治療ではありません。

姿勢を正しく

背中が丸まり、首に圧力がかかるような姿勢が一番よくありません。
子供の頃に習う「気をつけ!」の姿勢も誤りです。
骨盤をしっかり立て、背骨の両脇の筋肉に力が入らず、しかもバランスが保たれているような姿勢がベストです。

情報に惑わされない

ネットで検索するといろいろな情報が出てきます。
最近多いのが、腱鞘炎・ばね指の治療器具や治療法の情報商材です。
高額なだけで、ほとんど役に立たない場合が多いので要注意です。
腱鞘炎について、専門サイトのようなものもありますが、ほとんどは素人が作成しています。
もっとも参考にしてはいけないのが、掲示板です。
「私は注射で治った」
「手術でラクになった」
たまたま良くなったかもしれませんが、全員にあてはまるとは限らないものです。
そういうこともあると思うぐらいにしておいてください。

鍼灸治療に行く

鍼灸治療院の選び方

鍼灸治療

鍼灸を用いた治療

東洋医学では、ケガや病気は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の精気の虚が根本にあり、そこへ病因(内因・外因・不内外因)が加わることで、気血津液が影響を受けます。

内因(七情):感情の変化(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)
外因(六淫):自然現象(風・暑・火・湿・燥・寒)
不内外因:飲食・労倦・房事・外傷など

詳しいことはここでは割愛しますが、東洋医学的な診断をして、影響を受けている経絡や経穴(ツボ)に対しての施術をします。

必ず東洋医学の理論に基づき、全身の調整をする治療を行っている治療院に通ってください。
西洋医学的な考え方の治療院では、本来の鍼灸治療の良さが発揮されません。

鍼灸治療院の通い方

その治療院の鍼灸師の指示に従い、通院しましょう。
通院の頻度も、自分で決めてはいけません。
最大の効果を出すためにも、指示には従いましょう。
そのためには、通いやすさも重要なポイントです。
あまり無理することなく通えるよう、通院の時間や距離も考えていきましょう。
遠いけど、どうしても通ってみたい場合は、ちゃんと通院できるか再度検討し決定しましょう。

腱鞘炎・ばね指の治療実例

腱鞘炎・ばね指の患者さんが、どういった経緯をたどって治っていくか知りたいですよね。
いくつかの実例をご紹介します。

おわりに

腱鞘炎・ばね指を治すためのヒントをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今までやってきたことと逆だったものもありませんか?
「“ほぼ”腱鞘炎・ばね指専門治療院」として日々の臨床をおこなってきている当院だからこそご紹介できる内容です。
カラダを治すのは自分自身の自然治癒力です。
ココロとカラダの声を聴き、バランスをとっていきましょう。

人生が楽しくなるカラダづくりを!
菊地鍼灸治療院

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