うつ病の発症メカニズム解明

うつ病の発症メカニズム解明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130118/t10014881231000.html
1月18日 NHK NEWS

成長期のマウスにストレスを与えると、脳の活動を調節する遺伝子の働きが低下し、認知力の低下などにつながるとする、うつ病発症のメカニズムを名古屋市の大学などの研究グループが発表し、新たな治療薬の開発に役立つとしています。

研究を行ったのは、名古屋市にある名城大学の鍋島俊隆特任教授と名古屋大学などからなる研究グループです。
研究グループでは、うつ病などを発症しやすくしたマウスを、集団と一匹ずつ隔離した場合に分けて、それぞれヒトの思春期に当たる時期から3週間にわたって飼育しました。
そうしたところ、集団飼育したマウスには異常は見られなかったものの、隔離したマウスには、▽認知力が低下する、▽動きに活発さがなくなるなど、うつ病や統合失調症の症状が見られ、脳を刺激する「ドーパミン」という物質を作る遺伝子の働きが大幅に低下していたということです。

こうした症状は、集団飼育に戻しても治らなかった一方で、飼育の前に、あらかじめストレスで分泌されるホルモンの働きを抑えておくと現れなかったということです。
こうしたことから研究グループは、ストレスによって脳の活動を調節する遺伝子の働きが低下してうつ病などが発症するというメカニズムが初めて分かったとしています。
鍋島特任教授は、「発症の仕組みが分かり、新たな治療薬の開発に役立つ」と話しています。

新薬開発よりも、いかにストレスを蓄積しないかの方が大切な気がしますが。

眠くてたまらない、甘いものを食べ過ぎる 「冬うつ」に注意

眠くてたまらない、甘いものを食べ過ぎる 「冬うつ」に注意

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1002Y_Q3A110C1000000/

2013/1/13 日経ヘルス&プルミエ

■冬は毎年気分がどんより「冬うつ」

 冬になると憂うつになる「冬うつ」。これは、季節性感情障害の通称。典型的なうつといえば、「不眠」、「食欲がない」というのが一般的なイメージだが、「冬うつ」は食べすぎ、寝すぎという症状が多く、うつとは自覚しにくい。

 冬うつは、冬にはほとんど太陽が出ない北欧などに患者が多い、季節性のある「うつ」。日本では柿の実が赤くなるころから増え始めるといわ れ、春になると症状が改善する人が多い。10~11月ごろから徐々に元気がなくなり始め、眠くて、だるくて、何もやる気にならなくなるようなら、冬うつを 疑ってみるべき。

 パークサイド日比谷クリニックの立川秀樹院長は「冬うつは20代の後半以降の女性に多い」という。

 「過眠・過食、体が重い、というのが最も多い症状です。食べ物に“癒やし”を求める傾向があり、菓子パンのような甘いものや炭水化物を食べたくなります。また、寝てばかりでも食べるので、 “うつ太り”をする人もいます」(立川院長)。

 この冬うつの原因を、昭和大学医学部の平島奈津子准教授は「日照時間が短くなることが引き金となって、セロトニンなどの脳内の神経伝達物質が減ることが一因です」と解説する。

 蓄積したストレスも原因と考えられている。また、遺伝などの家族性も指摘されている。そして、日照時間が短い地域などの環境的なものも要因として挙げられているが、これらの要素が複合的に組み合わさって発症に至るケースが多いと考えられている。

■ずれてしまった体内リズムをリセットする

冬 うつを始め、うつ病の原因とされているのが、セロトニン不足。そのため、脳内のセロトニン量を増やす薬、SSRIなどが処方される。また、セロトニンと関 係が深い、メラトニンの観点からの治療薬も処方されている。「冬うつの患者は過眠などの睡眠障害を併発しやすい。原因はメラトニン分泌の異常が示唆されて いる。2010年に登場したロゼレム(ラメルテオン)というメラトニン受容体作動薬は新しい作用機序を持つ不眠症用の治療薬だが、冬うつの睡眠障害にも効 果がある」(立川院長)。

 このほかに高照度光療法も有効だ。これは、朝の太陽と同じ程度の強い光を、毎朝2時間以上浴びる治療法。「薬より早く改善効果が出ることも あり、医療器具も市販されています」(立川院長)。光療法や薬の力を借りながら、「早寝早起き」や「過食をさける」といった、生活指導を医師から受けるの が一般的だ。

 

思い当たる方も多いのでは?

対策としては、単純に外に出ること。

外に出ようかどうしようか考える前に行動です。

日本うつ病学会が初のうつ病治療指針

日本うつ病学会が初のうつ病治療指針

日本うつ病学会は7月末、大うつ病性障害に関する治療ガイドラインを発表しました。

重症度別に治療法を提示し、軽症うつ病の診療では傾聴・共感の姿勢が重要であり、安易な薬物療法は避けるべきとしています。

ガイドライン作成委員長を務めた防衛医大病院長の野村総一郎氏などに取材し、 ガイドラインのポイントをまとめました。

 ◆日経メディカル2012年9月号「トレンドビュー」 日本うつ病学会が初のうつ病治療指針
 http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_165068_54180_6


心療内科では誤診や薬の処方ミスが問題となっています。
いい方向に行くといいですね。